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蘇州市教育局と鳥羽市教育委員会 教育交流と協力に調印

 2009年3月12日(木)午前8:30、日晴れの天気のなか、鳥羽市立加茂中学校には記念すべき瞬間が訪れようとする。大型バスから降りる蘇州市教育界中部考察団一行12人は鳥羽商工会議所の中村幸昭名誉会頭、鳥羽市の斉藤陽二教育長、加茂中学校の濱田博文校長等の案内で加茂中学校に入った。
 日本側鳥羽市教育委員会の斉藤陽二教育長と中国側蘇州市教育局の鮑寅初局長は各自の教育現状に意見交換し、参加者による日中教育、加茂中学校の人材育成における環境、評価等について懇談した。
 午前9:30頃、加茂中学校の図書館室で日、中双方は「共に発展」を図る共通信念のもと、「教育交流及び協力について協議覚書」の調印式が行われた。

蘇州市教育局と鳥羽市教育委員会 教育交流と協力に調印
前左鮑寅初局長、前右斉藤陽二教育長

教育交流記念撮影
記念撮影

教育交流及び協力の主な項目(有効期間は5年)
●双方は、教育行政管理要員と学校責任者との連絡と交流を強化し、教育行政管理要員と校長との相互訪問を実施する。
●中国側の校長と教師の育成訓練を強化する。
●双方の友好学校の樹立を促進する。
●双方の教師と学生の交流を強化するため、教師と学生を相互派遣し、夏季(または冬季)研修の 実施を協力し合う。

 蘇州市と鳥羽市は面積、人口の規模、国際化レベル等から見ると差は大きい。歴史の大河から培われてきた生活方式と習慣も違う。違うだけ交流が必要で、差があってこそ学ぶ価値はある。「地球に愛を」と掲げる加茂中学校の図書館で行われた教育交流及び協力の調印式は日、中友好の未来につながる。