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2009中部トラベルビジネスフェア交流会

 2009年2月24日(火)、国土交通省中部運輸局、中部広域観光促進協議会、(社)日本観光協会中部支部の協同主催で、中国国際旅行社総社、上海中旅国際旅行社、メディア、企業関係など21名で構成される中国訪日視察団を招き、名古屋で商談、交流会を開いた。
 日本中部地区9県から観光関連部門、施設など160名が交流会に参加し、各地域の観光資源等をアピールしながら広く情報交換の場を設けた。世界的金融危機の影響で、製造業を本家とする中部地域は苦境の真っ只中にある。しかし、中部地域にもう一つの産業−観光資源は今まで眠っている。
 日本政府は2003年に「観光立国」を国策とし、4月から展開している「ビジット・ジャパン・キャンペーン(VJC)」では、「2010年までに訪日外国人旅行者数を1000万人にする」との目標を掲げた。官民合わせて繰り広げる国内外での誘致活動は効を奏し、訪日外客数は2003年の521万人から2008年の835万人(推計)と確実に増えている。
 2008年度訪日外客数は9月以降の世界的景気後退の影響で前年度に比べ0.1%増に留まる中で、中国は四川大震災の影響などもあって6.2%増の100万人(前年度94万人)。一方で中国からの訪日客は依然、東京、京都、大阪を中心とするゴールデンルートにあり、中部地域は殆んど知られていない。今年10月に「第4回 日中韓観光大臣会合」が名古屋で開催することになり、中部地域をアピールする追い風になる。

2009中部トラベルビジネスフェア交流会
乾杯前の鏡開き

中国訪日視察団と記念撮影
中国訪日視察団と記念撮影

 中国訪日視察団は25日〜3月1日まで5つ日間にわたり、A(福井・石川・富山 岐阜−東海北陸自動車道利用)、B(長野・静岡・三重・滋賀−中央道・新名神利用)コースに別れて、日本中部各県を視察し、観光名所を回る。日本らしき中部観光文化は更なる広い分野での友好交流と視察等を通じてこそ海外に広まる。