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伊勢志摩の魅力を絵で伝える中国著名画家

 2月4日〜7日まで中国の著名画家、清華大学副教授の忻東旺(49)、中国人民大学の教授、王克挙(56)と妻の閆平(56)が鳥羽市内のホテル(鳥羽シーサイドホテル)で宿泊し、観光の傍ら創作活動に励んだ。

 三人とも中国を代表する一流画家であり、多くの作品が中国博物館に貯蔵され、一つの作品価格は数百万円という。忻さんは中国現代油絵の写実派で、都会の労働者を主体にし、伝統的な精神や心を表現する人物画を得意とする。一方で、王さんと妻の閆平さんは明るくで斬新さを表す風物画が持ち味だ。

 忻さんは地元の海女をモデルに一枚の絵を仕上げ、王さんはホテルの部屋から俯瞰する鳥羽湾の坂手島や行き交う船を流れる輪の中に納める。閆平さんはホテルの窓越に感ずる春の兆しを捉え、桜と海を調和した。

中国著名画家の王克挙と?平
中国著名画家の王克挙(右)と閆平

中国著名画家の忻東旺
中国著名画家の忻東旺

 “伊勢志摩は現代的でありながら伝統が息づく風光明媚な所で、自然と生活がうまく調和された癒しの空間…”などと言いながら、再度教え子も連れて訪れたいと、伊勢志摩をあとにした。