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夫婦岩、日の出、富士山が一直線に 中日新聞で掲載

 夏至前後の僅かな期間で、伊勢市二見浦の夫婦岩中心から富士山と日出が重なる光景を見ることができる。三年前から夫婦岩、日の出、富士山が一直線に並ぶ神々しい風景を捉えようと晴れ日には必ず未明から夫婦岩で待機した。
 今年6月29日の早朝、いつものように鳥羽市から伊勢市二見浦の夫婦岩に駆けつける。20分ほどで夫婦岩に着くと駐車場には既に満車。急いで二見興玉神社に着くと富士見橋上にはカメラマンで埋め尽くされ、何とか場所を確保できた。

夫婦岩と富士山と日出が一直線に
6月29日夫婦岩で見る富士山と日の出

夫婦岩と富士山と日出が一直線に
6月30日夫婦岩からの富士山と日の出

 夜明け前の海空を何度も目にし、燃える明かりが富士山の左肩に光ることは、日の出が富士山と重なる確率はかなり高い。4時46分頃、日の出が200キロ先の富士山の左肩から見事に姿を現れ、周囲からは興奮と緊張に包まれた。私は夫婦岩の間から昇る日出と霊峰富士の重なり具合を確かめながらひたすらシャッターを押し続けた。今年6月22日に二見興玉神社で執り行われた夏至祭にも雲を透かしながら昇る日出が富士山の左肩と重なる瞬間を目にした。数年に一度しか現れない夫婦岩と日出と霊峰富士が一直線に並ぶシルエットの光景に、“今朝来て良かった”と多くのカメラマンが口ずさむ。
 6月30日の朝も夫婦岩の間から富士山と日出が重なり、日本らしき風景を捉えることができた。帰りに『中日新聞(伊勢志摩版)』を開くと、「夫婦岩の日の出 富士山も共演 」を題名にした写真と記事が載せられた。(李相海)

夫婦岩と富士山と日出が一直線に『中日新聞』で掲載
(中日新聞 2011年6月30日伊勢志摩版より)