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早春の風物詩、第五回名古屋中国春節祭開催

 中国昔の唐詩に、毎逢佳節倍思親(めでたい節日に逢ふごと、ますます家族を思う)の言葉がある。海に渡る多くの華僑華人は家族と離ればなれして生活し、節日の際に家族を偲ぶ気持ちはなお更強い。

 中国の旧正月(今年は2月3日)は春節といい、一年の始まりを告げるもっとも大切な節日で、毎年春節期間中に海外の住む華僑華人らは中華街や地方都市で春節を祝うイベントが行われる。第五回名古屋中国春節祭は1月28日から30日まで名古屋市の中心地、久屋広場で賑やかに行われた。

第五回名古屋中国春節祭
第五回名古屋中国春節祭開幕式典

第五回名古屋中国春節祭
第五回名古屋中国春節祭祝賀会

第五回名古屋中国春節祭
中国江蘇省のJSPA女子舞踏チーム

第五回名古屋中国春節祭
名古屋人気少女グループSKE48

 今年の春節祭開会式典には中国駐日本大使館の程永華大使をはじめ、中国駐名古屋総領事館の張立国総領事や愛知県の神田真秋知事等がテープカットに臨んだ。名古屋市の山田雅雄副市長は祝賀会の挨拶で“名古屋中国春節祭は名古屋の早春を飾る風物詩になりつつある。”と春節祭を称えた。
 春節祭の会場には赤い提灯が連なり、獅子舞や龍舞がお祭広場を盛り立てる。ステージには中国の伝統舞踊、和太鼓や三味線のほかに中国江蘇省からのJSPA女子舞踏チーム、そして名古屋の人気少女グループSKE48の特別競演もあり、フランスパリ国際サーカス大会で銀賞を取った「チャイニーズエンジェル」女子雑技等とあわせて一際大きな喝采を浴びた。

第五回名古屋中国春節祭
チャイニーズエンジェルの女子雑技

第五回名古屋中国春節祭
中国雑技

 一方で、お祭広場には中華屋台のほかに中国物産、観光コーナーなど52のブースが出店し、第五回目の春節祭はまさに早春を呼ぶ名古屋の風物詩になりつつ、活気溢れる中華の雰囲気を満喫する祭場になっていた。

第五回名古屋中国春節祭
活気溢れる第五回名古屋中国春節祭会場

第五回名古屋中国春節祭
龍と獅子の舞