唐・李白の詩に「月是故郷明」がある。異郷で暮らす人々にとって、故郷の月も人も懐かしく思う。
2015年10月10日(11日まで)、関西華僑華人の名イベント、中秋明月祭大阪2015は史跡難波宮跡で第7回目を迎えた。
中秋明月祭大阪2015開幕式典(左2 中国駐大阪、劉毅仁総領事)
中国では「月到中秋分外明」の言葉がある。つまり、中秋の名月は格別に明るく輝くという意味だ。古くから仲秋の半ばになると人々は次第に観月、賞月、望月の風習が定着し、中秋の名月を観賞する中秋節(旧暦8月15日)となった。 自然の丸い月から人の和を思い、中秋節は団欒を祝う一年一度の大切な節句として中国、さらにアジアの国々でもなじむ月見の習俗が残っている。
中秋明月祭では関西在住の華僑華人と地域の人々が溶け込み、友好と共生を謳いながら、今年も明るく笑顔のたえない団欒の場となって大いに盛り上がった。