2015年1月30日(2月1日まで)、第九回名古屋中国春節祭が名古屋市中区栄の久屋大通公園で開催された。開会式典では中国駐名古屋総領事館の葛廣彪総領事、愛知県の永田清副知事、日中友好協会の岡ア温理事長、東京中国文化センターの石軍センター長、春節祭実行委員会の梁新勇委員長などがステージに参列された。
春節(旧正月)は中国で最も重要な祭日で、古くから家族が団欒し賑やかに過ごす風習がある。故郷へ帰れない中部地区の華僑華人が一堂に集まり、名古屋の繁華街、久屋広場で地元民衆と一緒に過ごす名古屋春節祭は新春を迎える名古屋の風物詩となっている。
第九回名古屋春節祭の最大の見せ場は中国東方歌舞団と中国人気歌手、李玲玉、程琳、彭康亮などの特別競演だった。初日は雨のなか、多くの観客が集まり、中国と日本の芸術家の共演を楽しんだ。
舞台では中国の伝統舞踊、雑技、二胡などと日本の演歌、民謡、和太鼓などが交互に演出され、物販、観光、飲食ブースでは多くの人々が詰めかけ、出会いと喜びと郷愁に耽っていて、春を待つ民衆の心は結ばれていた。